「丸暗記」ではないうまい覚え方

FPの受験を決めた志願者の中には、FPの実際の業務にもともと関心があったり、あるいは少しくらい予備知識があったりするケースもあるでしょう。しかしその反対で、全然知識も興味もないのに受けようとしているというケースもかなりあるはずです。

それなのに受けようと思う動機は? 結局は、FPという資格が持ってきてくれるうまみが目当てだからでしょう。別にそれは悪いことではありません。資格というものは現在、自分の身を守るため・長期的な人生設計に利用するために取得するものになっています。興味がなかった資格を取って、成功をつかんだ人はあちこちに無数にいますね。

しかし興味がないのに勉強するのは、やはり楽ではないですね。FP試験も、なんだかんだで暗記するべきことがたくさん出てきます。興味がないままやっていると、つい「丸暗記」という非効率的な方法に頼りがちになりかねません。

たとえば平成27年度1月の3級試験では、こんな問題が出ました。

元金3,000,000円を,利率(年率)2%で複利運用しながら7年間にわたって毎年均等に取り崩して受け取る場合,毎年の受取金額は,下記の〈資料〉の係数を使用して算出すると( )となる。

〈資料〉利率(年率)2%・期間7年の各種係数

終価係数

減債基金係数

資本回収係数

1.1487

0.1345

0.1545

1) 403,500円
2) 463,500円
3) 492,300円

この問題では、空欄( )にいちばん適切な選択肢を答えないといけません。しかし3つの係数の違いを正確にわきまえていないと正解は出ないですね。

そして、各係数に取り組むときに
「修価係数=保有する元本を、一定期間にわたり、一定利率で複利運用する場合に、将来いくらになるのかを計算するのに使う係数」
「年金終価係数=一定期間にわたり、一定利率で複利運用で積み立てた場合に、最後にいくらになるのかを求める際に使う係数」
といった具合にひたすら丸暗記しようとしてもどうでしょうか? 苦しいだけでしょう。

人の記憶は、単調な丸暗記に向いていません。覚えこむには、何か印象的な要素と関連付けて覚えることが大事です。

※よくあるのは「語呂合わせ」ですね。ちょっと馬鹿馬鹿しい合わせた方であっても、本人がそれですっきりと細かく覚えられるのならそれでOKなのです。

当然、すべてを要領よく何かと関連付けて覚えることは無理でしょう。しかし覚えないことはできるだけ、自分が区別しやすいポイントを見出して、スムーズに覚えるようにすることがコツとなるはずです。


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